農業のプロセス
1、田おこし[こう起]
田起こしは通常3回行われます。1回目は、土を深く掘り起こし、上層と下層の土を入れ替えます。これを「荒起こし」と言います。2回目、3回目の田起こしは「くれ返し」と言い、深さ20cmくらいまでの土を、細かく砕きます。
(よく田んぼをレンゲ畑にされているのと見られると思いますが、レンゲの根には窒素をつくる働きがあり、窒素肥料になる為、事前に散布した肥料と共に鋤き込まれているのです)

2、籾巻き(もみまき)
稲作の本格的なシーズンが始まります。ベルトコンベア式の播種機を使い、保存されていた種籾を土の入った育苗箱に均一に蒔いていきます。

3、代掻き(しろかき)
代掻きは田んぼに水を入れ、土を砕いて均平にしていく作業です。稲をしっかりと育てる為、田植えの前に行う重要な準備です。
(代掻きは田植えの3~5日前に行います。田植えまで少し間をおいて、土を落ち着かせます。均平精度が高いと、田植えを行ったあとも苗立ちが均平になり、成長のムラも無く、高品質につながります。)

4、田植え
育苗器で発芽した苗をビニールハウスで生育させ、田んぼに移植する作業が「田植え」です。現在は温暖化もあり4月~5月に田植えを行っています。

5、生育・管理
田植えのあとは、寒さから稲を守るために田んぼに深く水を入れる「深水管理」をします。6月でも苗にとって寒い時期がある為、稲が萎縮したり、根の張り方が鈍ったりしないようにします。稲を成長させ、豊かな収穫を迎えるためには、雑草は大敵となります。当社では除草剤を一切使用せず、丁寧に畦(あぜ)の草刈りをし、大切に品質の管理を行っています。

6、追肥
稲が伸びる条件には「光・温度・水・肥料」が関係しています。肥料には木質チップ・野菜・果物、学校給食の残飯 等を原料としたものを堆肥リサイクル施設で調合して頂いております。

7、稲刈り・脱穀
黄金色の稲穂が垂れ下がると稲刈りの時期となります。早く刈りぎると未熟粒が多くなり、収穫量が少なくなります。逆に、遅れると収穫量は増えますが、籾が熟れすぎて米の色や、つやが悪くなり、品質や食味が低下します。稲刈りはタイミングが大切です。コンバインで、稲刈り・脱穀(だっこく)・籾の選別・藁処理を同時に行います。

8、出荷
農業用倉庫内に大型冷蔵庫を完備しており、ご注文を頂いてから、もみすりをし、精米・配送させて頂いているため、年中美味しいお米を堪能して頂けます。
※年間約120精米トン出荷
稲の栽培方法について
稲の栽培では、田んぼに種籾をまいてそのまま育てる「直播栽培(ちょくはんさいばい)」 と、苗代田や育苗ハウスで育てた苗を移植する「移植栽培」の2つの栽培法があります。現在では、移植栽培が主流で、次のような目的・効果があります。
1、苗代田で育てた方が、良い苗を均一に育てることができます。広い田んぼで育てるより、狭い苗代田の方が保温・水管理・施肥・病害虫駆除などの管理が徹底して行えるからです。
2、雑草を防除できます。苗を移植する前に田んぼに水を溜めておくことで、多くの雑草が、芽を出すことができなくなります。
3、早期栽培が行えます。苗代田では、保温がしっかりできるので、人工的に良い環境を整え早く苗を育てる事ができます。夏の暑い盛りに開花して、光合成が盛んにできるようにスケジュールを組むことが可能です。
4、種籾ではなく、苗を植えるので、鳥に食べられる心配がありません。
IBAでは富山県産コシヒカリの種を元に籾巻きを行い、苗を育成しております。苗のみの販売もさせて頂いており、地元の方からもたくさんの信頼を頂いております。